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ぷよぷよパズルポップ

time 2024/04/29

ぷよぷよパズルポップ

約8年ぶりの『ぷよぷよ』新作!
2024年4月4日、Appleのサブスクリプションサービス“Apple Arcade”にて、『ぷよぷよ』シリーズの完全新作となる『ぷよぷよパズルポップ』が配信される。

ソロでもマルチでも楽しめる『ぷよぷよ』
『ぷよぷよ』シリーズは、同じ色の“ぷよ”を4つ以上つなげて消す、というシンプルなルールのアクションパズルゲームであり、日本を代表するパズルゲームと言えます。

▲言わずと知れた作品だが、初回起動時に簡単なチュートリアルが入るほか、レッスンモードの存在もありシリーズに初めて触れる人でも楽しみやすくなっている。
今回リリースされる『ぷよぷよパズルポップ』は定番ルールをはじめとしたバラエティ豊かなルールを収録しており、ひとりで遊んでも、最大4人対戦が可能なマルチプレイで遊んでもたっぷり楽しめる作品!
ひとり用のモードとしては、CPUとの対戦に挑みながらストーリーを進める“アドベンチャー”、制限時間付き、あるいは無制限にひたすらぷよを消し続けてハイスコアを目指す“とことん”、さまざまなルールでCPUと自由に戦う“ひとりでぷよぷよ”が用意されている。

アドベンチャーモードでは、アミティやアルルといったシリーズおなじみのキャラクターが、本作のオリジナルキャラクターであるメエーナによって夢の世界に引き込まれてしまう…というストーリーが展開。
ストーリー部分は『ぷよぷよ』シリーズおなじみの“まんざいデモ”で描かれるうえに、今回のまんざいデモはフルボイスとなっている。

▲3Dモデルになったキャラクターが動きや表情豊かに会話を進めていく。

▲マップ上にステージが配置され、寄り道的な要素もある。
ほかのモードにはない特徴として、アドベンチャーではゲームを有利に進められるサポートアイテムが存在する。
これは日々のプレイでもらえるプレゼントや、プレイを通して得られるポイントを使って買い物ができるショップなどで手に入れることができる。

ゲーム開始時に“れんさのタネ”(連鎖のしやすいぷよのセット)が降ってくる、相手に送るおじゃまぷよが増加する、など大きな効果があるうえに複数セットすることも可能なので、詰まったときには大きな助けとなるだろう。

▲アドベンチャーをある程度進めることでもいくつかのサポートアイテムが手に入る。
対CPU戦の“ひとりでぷよぷよ”、対人戦の“みんなでぷよぷよ”では最大4人対戦ができ、大枠となるルールやセット数などを自由に選んで遊ぶことができる。
3人以上で対戦する場合はチーム設定も可能なので、上級者に対して複数人で挑むといった遊びかたもアリ。

カジュアルに楽めるルールが盛りだくさん!
シリーズが登場した当初から、縦・横で4つ以上つなげて消すというシンプルさで遊びやすさに定評にあった『ぷよぷよ』だが、今作でもそこは変わっていない。
ぷよを消してお互いにおじゃまぷよを送り合い、最上段にある×印にぷよを積んでしまったら負け、というクラシックな“ぷよぷよ通”ルールだけでもかなり遊べるが、本作はルールも豊富。
“ぷよぷよフィーバー”のルールでは、相手の攻撃を受けてフィールドに降る前のおじゃまぷよを連鎖で消して、相殺が発生することでフィーバーゲージが増加し、ゲージが満タンになるとフィーバーに突入。大連鎖につながる“れんさのタネ”が降ってくる。

▲通とフィーバーのルールは大部分では同じだが、フィーバーでは画面中央部に水色の球体で示されるフィーバーゲージが登場する。
同様にれんさのタネが発生する“ビッグバン”ルールでは、一定時間のあいだはフィーバー時と同じくれんさのタネが登場し続け、ひたすらに連鎖をして消し続けることができる。
こちらのルールでは一定時間経過後にお互いが消したぷよや連鎖数に応じて攻撃力が上昇し、画面内のカウントダウンが終了した段階で攻撃力に応じたダメージをお互いに与えるという流れになる。
自分で連鎖が組めなくともタネのおかげで大連鎖ができ、連鎖の快感が味わえるほか、タネを見本に連鎖を学ぶことも可能。

▲開幕かられんさのタネが登場し、いい感じのぷよから消していけば連鎖の快感が味わえる。

▲画面中央のカウントが0になるとビッグバンが起き、ダメージが発生。その後は再びフィーバータイムに突入して同じ流れをくり返すことになる。
ふだんの『ぷよぷよ』では連鎖が重要になるが、また一風違ったルールとなるのが“なぞぷよ”。
こちらはゲーム中に“特定の位置でぷよ消す”、“ぷよを5個以上まとめて消す”、といったお題が提示されていくので、それを相手より先に一定回数クリアーすれば勝利、という特殊なモードとなっている。
“なぞぷよ”と言えばひとりで遊ぶ詰将棋のようなモードというイメージもあったが、今回のなぞぷよは臨機応変さが求められるライブ性の高いモードとなっている。

▲お題は早い者勝ちで、誰かがクリアーした瞬間つぎのお題に切り換わる。じっくり連鎖を組むのとは違った判断力が求められる。
“ブロック”ルールでは、勝敗などは通ルールと同様ではあるものの、お互いの盤面に消すことができないブロックが積まれた状態で対戦を行うことになる。
ブロックの形状はお互いに共通のものになるが、両サイドが1列ずつ塞がれたり下6段が塞がれて×印が近くなったりと、ふだんとは違ったぷよの積みかたが要求されるルール。

▲ブロックを見て速攻をしかけるか連鎖をしっかり組み上げるかといった戦術選びも重要になりそう。
ブロックルールのように盤面が変化するルールもあれば、ぷよのサイズ自体が変わるルールも存在。
“ちびぷよはっくつ”ルールは小さなぷよが大量に敷き詰められた状態からスタートし、ちびぷよを消して掘り進め、下にある星に隣接するぷよを消せば相手に大量のおじゃまぷよを送ることができる。
逆にぷよが巨大化する“でかぷよ”ルールもあり、こちらでは倍のサイズになったぷよが登場。ぷよの消える数も4つから3つに減少しており、通常ルールとはかなり違ったゲーム性が楽しめる。

▲“ちびぷよはっくつ”では、ある程度消しやすくなったちびぷよがスタート時から大量に登場。どう掘り進めていくかを見極めつつ素早く掘るのが大事。

▲見た目のインパクトが強烈なでかぷよルール。盤面が狭くなるぶん決着も早くなりがち。
『ぷよぷよ』は遊んだことがあるけど連鎖を組むのが苦手、という人も少なからずいるかとは思うが、ビッグバンやちびぷよルールでは手軽に連鎖を発生させやすく、なぞぷよやでかぷよルールでは連鎖とはまた違った勝ち筋も見えるため、よりカジュアルに楽しめる印象。
ルールではないが、本作はトップ画面からメニュー画面を介さずにいきなりゲームを開始できるのもうれしいところ。手軽さという意味でもスマートフォンタイトルの強みが出ていると言える。

▲トップ画面からひとりプレイや通信対戦にダイレクトでアクセス可能。
操作設定やサポートも手厚い!
アクションパズルゲームというだけあり、本作では落ちてくるぷよの回転や移動がカギを握る。
それらの操作方法も当然重要なわけだが、設定画面では操作の選択肢がかなり豊富に用意されている。
コントローラ操作やキーボード操作にも対応しているほか、タッチ操作だけでもスライド式やタップ式、フリックによる回転やタッチ領域の配置など、さまざまなパターンから選ぶことが可能。

▲これだけあれば自分に合う操作方法が見つかるはず。

▲操作方法を選ぶだけでなく、そのなかで操作領域やボタンサイズなどを設定可能。このあたりはかなり親切に感じる。

▲そのほか、色調整のフィルターも設定できるなどオプション面でも細かな配慮が見られた。
操作面のみだけでなく、ゲーム中のサポート機能も充実。
サポート機能としては“ぷよタッチ”と“れんさ予告”が存在し、前者はぷよの配置候補となる場所を表示してくれ、その場所をタップすると自動でそこに置いてくれるというもの。
れんさ予告はその名の通り、ここを消せば連鎖が組める、というのを明示してくれるものだ。
ぷよの積みかたがよくわからない、という人はこれらの機能を活用していけば自然とセオリーが身についてくるだろう。

さらに、初級、中級、上級が存在するレッスンモードでは、初めて『ぷよぷよ』を触る人向けに”ゲーム中に落ちてくるものをぷよと呼ぶ”、“ぷよは4つ以上くっつけると消える”といった基本中の基本から教えてくれる。
上級編では“階段積み”などの連鎖テクニックもレクチャーされており、意識的に連鎖を組むのはまだ苦手、という人にとってもありがたい要素と言えるだろう。

▲初級から順番に進める必要はないので、基本はわかるが連鎖の組みかたを知りたい、という人はすぐ上級を見ればいい。
まんざいデモが自分で作れちゃう!?
本作独自の要素として注目なのは、アドベンチャーのストーリーパートとなるまんざいデモを自分で作れてしまう“フォトモード”の存在だ。
フォトモードではキャラクターたちを配置し、表情やポーズ、ビックリマークや汗マークなどのエフェクト、フキダシの表示などを設定し、自由に場面を作ることができる。

▲キャラだけでなく背景も変更可能。

▲フキダシや定型文のスタンプも貼れる。
フキダシのなかにテキストを入れる機能こそないものの、フキダシがある状態でスクリーンショットを撮れば画像編集でテキストは追加できる(そう、iPhoneならね)。
テキストの追加はいたってシンプルで、写真アプリでスクリーンショットを開いたら、まずは編集画面からマークアップの項目を選択。
画面下に表示されるマークアップのメニューから、+ボタンをタップすればテキストの追加が可能。

▲テキスト編集中に画面下の各種アイコンをタップすればフォントやサイズなども変更できる。

▲変更を保存すればオリジナルまんざいデモシーンの完成。使用可能なキャラを増やせばより楽しくなりそう。
文字サイズやフォントまで自由に変更できるので、自分のオリジナルまんざいを作って遊ぶのも楽しめるだろう。
キャラの配置枠は最大7つまで出せるので、大所帯でのわちゃわちゃしたシーンも作成可能。

自身のアイコンや登場するぷよの見た目といった要素も変更ができるようになっており、これらはショップで購入していけばさらに選択肢を増やすことも可能(購入に課金は必要なく、プレイでポイントを溜めていく方式)。
いわゆるプレイヤーカードにあたるマイぷよカードの枠や背景、連鎖ボイスのボイスチェンジ、BGMやぷよの種類など購入可能なアイテムも多数用意されており、これらを集める目的でプレイするのも楽しそう。

パズルゲームの金字塔とあってパズルそのもののおもしろさは言うまでもなく、本作はこういったコレクション要素などもたっぷりと堪能できるだろう。
先行プレイ会のなかでは軽く対人戦もプレイしたが、やはりCPU相手とはまた違った緊張感が味わえた。
Apple Arcade対応タイトルということもあり、同サービスとApple Music、Apple TV+、iCoud+といったサービスをまとめて利用できるApple Oneは、ファミリープランであれば家族5人までとの共有も可能。
昔は遊んでいたが最近は触れていなかった、という人も家族で『ぷよぷよ』対決に花を咲かせれば再び熱が燃え上がる、かもしれない。
現役『ぷよぷよ』プレイヤーはもちろん、しばらく遊んでいない人やまだ一度も触れたことがない人、どんな人が遊んでも楽しめる作品になっているので、気になる人はぜひ一度プレイしてみてほしい。

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